漫画-忍者  
 絵麻緒ゆうサン

なにをゆう
絵麻緒ゆう
そこまでゆう!?

ぶんちゃんといえば、入り出ではいつも無愛想だった。
多分、眠いんだろうけど。
それもぶんちゃんらしくて、にんまりしながら見てたっけ。

綺麗な顔してるけど絵麻緒さんは、
時にサラッととんでもないことぶちまける。
ああ、また言っとるなあと思いながらまた、にんまりする。

しかしそんな絵麻緒さんが舞台に立つと。
誰よりも熱く。
誰よりも真摯で。
誰よりも負けず嫌いで。
誰よりもキラキラしてて。
そう。
絵麻緒サンは舞台人だった。
一人一人の役に魂が込められていて、熱い血が流れている。
そして、温かいハートがあった。
真っ赤な熱い血が流れ、舞台に生きていた。
そこに立ってるだけで舞台の温度が上がり、熱気に満ちあふれる。
くしゃっと笑った笑顔に、心癒され。
ふとした時にするウィンクが、見る人の心を掴んで離さない。

「好きだった役は?」と聞かれると、返答に困る。
これが一番、だなんて決めれない。
一人一人、ぶんちゃんが魂を込めた役だから。
佐助、沖田くん、ルドルフ、リフ、チャムガ、セイタハト、梅若、竜馬、フランシスコetc...
どれも熱い血が通った役だ。ホットなハートがある役だ。全て大好きだった。

だからこそ、もっと見ていたかった。
ぶんちゃんのトップの姿を。
まひるちゃんとの作品を。
ぶんまひコンビ、近年稀に見る名コンビだったと、私は思う。

言ってくれる人・ぶんちゃん。
低温火傷・絵麻緒さん
舞台人・絵麻緒ゆう
いつまでも絵麻緒さんらしく、ぶんちゃんらしく。
そのままでいて下さい。
私は忘れない。
「On th 5th」のタップでの、ぶんちゃんのぴっかぴか笑顔を。


個人的な思い出だけど。
稔さん好きだった私にとって、ぶんちゃんはホント思い出深い。
ノルブンコンビ、私の青春だった。
ノルさんとぶんちゃん。
いつも一緒にお芝居して、一緒に歌って、一緒に踊って。
いつも隣にいて、稔さんを支えてくれた。
ラストディの時も舞台裏で見送ってくれた。
最後の大階段、スタンバイする稔サンの後ろ姿を眺める絵麻緒さん。
それを見た瞬間、もう言葉にならない想いでいっぱいだ。
どうして舞台上で、大階段の下で見送れなかったのだろう。
これだけは本当に心残りだ。
ただ稔さんは、組替えの時だったかな、絵麻緒さんに言ってた。
「少し旅に出て、一番良い輝きを見つけていってほしい」と。
見つけられたかな?見つけられたよね、ぶんちゃん。

絵麻緒サンは何かの座談会で稔さんの事を、「心の相手役」と言ってくれた。
心の相手役。
最高の兄弟。
ノルブンよ、永遠に。